春田康吏のLogbook

ある重度身体障害者の人生航海日誌。

別れが悲しくて悲しくてしょうがない人へ

ボチボチと新年度の新しい体制に向かって、
「別れ」が告げられている頃ではないかと思う。

「出会いは、別れの始め」とはよく言ったものである。
出会った瞬間から別れは始まっているのである。

ぼくが一番始めに受けた別れのショックは、
学校の先生の異動だと思う。
相性が良くて、大好きだった先生の異動はつらかった。
教室で、みんなに重々しく発表している先生が脳裏に焼き付いたし、
泣き出した人もいた。

その頃から、「別れ」は重くて暗くて、
忌み嫌うべきものという植え付けがなされた。

今は、別れに対して驚きや悲しみをしないことはないが、
子どもの頃のような絶望的な気持ちにはあまりなっていない。

そういうものかという捉え方だ。
ある日、突然消える人というのは一番びっくりするけれど、
人と人は出会うべき時に、出会うべき人と出会うようになっている。という言葉だったり、
別れていなくなったスペース(空白)に新しい人が入ってくるという考えを信じている。

過去を思えば、
あのときにあの人がいてくれたことは救いだったと思うことがたくさんある。

だから今はむしろ、ワクワクまではしないが、
別れの可能性みたいなものをぼくは信じている。