春田康吏のLogbook

ある重度身体障害者の人生航海日誌。

自閉症エリート・東田直樹さんの言葉がいちいち示唆に富んでいる

ぼくは、彼を勝手に自閉症エリートと呼んでいる。
そんなこと言うと怒られるだろうか。

コミュニケーション方法を目の当たりにすると、
一瞬ギョッとするだろう。
しかし、そこから紡ぎ出される一字一字を集めていくと、
考えさせられる言葉があふれてくる。

命のバトンリレーについて

ディレクターの「自分がガンで早く死んだら命のリレーが繋げなくなる(子を作れなくなる)」という意見に「大切なのは命のリレー自体ではなく、命は大切だからこそ一人ひとりが完結していて自分がどう生きるか?繋げなくなった人の気持ちを考えて欲しい。」
反響要約「NHKスペシャル 自閉症の君が教えてくれたこと」▽作家、東田直樹さんのことば【2016年12月11日(日曜日)放送内容】

自分もディレクターと似たようなことは思っていたけど、
弟に子どもができたことで、どこか昇華できたような気がしないでもない。
そうでなくとも、完結して生ききることが大事なのだ。

啓発活動について

啓発活動をしている人は、障害の理解を広めれば、誰もが暮らしやすい社会がつくれると考えています。しかし、人の心は複雑にできています。理解できたから、協力するとは限りません。
(中略)
それでも、自閉症を知ってもらうことで生きやすくなると思うのは、僕を見るみんなのまなざしが、変わってくるからです。

跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

東田直樹 イースト・プレス 2014-09-05
売り上げランキング : 6094
by ヨメレバ

自閉症の啓発活動をしたことあるぼくは苦笑いした。
それと同時に、その通りだとも思った。

生きること

淡々と毎日を送ることを、
僕は心がけています。
自分にとって、必要な答えが出なくても、
人は生きていくことができるということを
知ったからです。
どうすればいいのかに縛られなくても、
今日を生き抜くことができます。

東田直樹 オフィシャルブログ 自閉症の僕が跳びはねる理由 生きること

ぼくは、年に1、2回は消えてしまいたいと思うことがある。
なぜかは分からないが、
淡々と毎日を送る。いいかも。

彼を見ている限り、自閉症の人に言葉がないと一概に思うのは間違いだろう。