春田康吏のLogbook

当てのない航海日誌のようなもの。

【寄稿】「ジンジャーエール」春田康吏のラボラトリー

メールマガジン「B-Search NEWS 2017年10月13日分」に寄稿した文章です。
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皆さんは普段、何を飲んでいるのだろう。何で水分補給をしているのだろう。
ぼくは、もっぱらお茶か水(主に500mlペットボトル)である。
真夏には、ポカリスエットなどスポーツドリンク的なものも取り入れるが、
基本的には、お茶と水でローテーションさせている。
ぼくは今33歳なんだけれど、世の中には、まだまだぼくの知らない飲み物がたくさんあるのだろう。
恥ずかしい話だが、ジンジャーエールという飲み物を25歳くらいになるまで知らなかった。
言葉を聞いたことはあっても、お酒の類いだと思っていた。
しかしあるとき、ソフトドリンクということを知った。
ジンジャーは、ショウガの意味だということも知って、さらに驚いた。
なぜならジンジャーエールは、ショウガという感じがしなかったからだ。
中には、風味だけで実際にはショウガを入れていないジンジャーエールもあるらしいが。

知ってからというもの自宅で飲むことはないが、たまに外出してレストランやカフェに入ったときなどは、ジンジャーエールを注文することにしている。
いつもは飲まないシュワシュワとした炭酸が口や喉の中に広がったとき、
ひとときの非日常を演出してくれているような気がする。
この間、あるカフェのメニューを見たとき、「ジンジャーエール(甘口/辛口)」と書いてあって、一瞬たじろいだ。
今までぼくが飲んでいたのは、甘口か辛口のどちらだったのだろう。
ただでさえ炭酸で、刺激が強めなのに辛口を選んだら…と想像してしまい、甘口を注文した。
そして来たものは、いつもぼくが飲んでいるジンジャーエールの味だった。