春田康吏のLogbook

ある重度身体障害者の人生航海日誌。

【寄稿】「亀と泡-プログラミングの思い出-」春田康吏のラボラトリー

メールマガジン「B-Search NEWS 2017年12月8日分」に寄稿した文章です。
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昔からプログラマーへの憧れがある。
初めてパソコンなるものを触ったのは、小学生のとき。おそらく、先生の私物だと思うが、
教室にデスクトップパソコンが置いてあった。
当時は、Windows 95でもなかった。ほどなくして、パソコン部なるものができたので、
ぼくは入部した。
何をやるのかと思ったら、日本語のプログラミングだった。
画面の真ん中に亀のマークがあって、日本語でプログラムを書くと、亀が動いて複雑な図形を描いたり、
プログラム通りに動いてくれる。
しかし当時、小学生だったぼくは、日本語入力のためにローマ字を覚えるのが大変だった。
プログラムもいまいちよく分からなかったが、書いてあるとおりに入力すると、ちょっとしたゲームも作れるようになっていた。
あれは何だったのだろうと思うが、ご存知の方がいたら教えてほしい。

それからプログラミングをする機会はなかったが、ぼくが高校生のときに当時の担任が、プログラミングを昔かじったことがあるらしく、通常の授業とは別にC言語を教えてもらっていたことがあった。
その中で、一番強烈に覚えているのが、数字の並び替えを自動的にする「バブルソート」という考え方。詳しい説明は避けるが、バブル(泡)が上に上がっていくように少しずつ数字が順番に並び替えられたのは、とても感動した。
これは、プログラミングを覚えるときの初歩の初歩らしいが……。
しかしその後は上達することはなく、ぼくは挫折した。理数系でもなかったので、プログラミングは自分には向いていないなと思った。
ホームページ作成をしていた時期もあったので、独学で簡単なHTMLやCSSは分かるが、これはプログラミングとは少し違うだろう。
そしてずっと、プログラミングができる人への尊敬や憧れを抱き続けている。
一人で、将棋AIやウェブサービスを立ち上げる人は本当にすごいなと思う。
そういった特集は目につけば大体、見ている。

人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?」は、おすすめ本の一つである。
しかし今年出版されたばかりの本なのに、この本の主役のポナンザは今や最強の将棋AIソフトではないというのが、AIの進歩の速さに驚かされるのだった。